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  求聞持法(ぐもんじほう) 虚空蔵菩薩求聞持法   
 
 さて、今回は私が繰り返し、繰り返し言ってきておりますところの八千枚護摩行と並ぶ密教の秘法であります求聞持法の話しを聞いて頂きたいと思います。この手法については最初にちょっと触れたと思いますけれども、何といっても空海、弘法大師、お大師さまの神秘体験の原点ともいうべきものでございます。お大師さまが、大学で学んでいらっしゃるときに「一人の沙門あり」、というふうに後々述べていらっしゃるように、お大師さまは一人の僧侶と出会いになって、虚空蔵菩薩求聞持法(こくうぞうぼさつぐもんじほう)というのを教えてもらわれるのであります。虚空蔵菩薩の真言であります「ナウボウ・アキャシャギャラバヤ・ オン・アリキャ・マリボリ・ソワカ」、というこの真言を百万遍唱えれば大変な記憶力と集中力、また宇宙に遍満している知恵を頂けるというふうに伝えられる修行であるわけでございます。お大師さまは大学を辞められて仏教の修行をするために、この求聞持法をもって山野に入って行かれます。
■2005/7/29 第69回池口恵観勉強会 第二講話「霊と真摯に向きあって」 6回
 
 
 お大師さまは、この堤防の修築の話しが来たとき、どこをどのようにすれば、この工事は成功することができるということが分かっていらっしゃたんじゃないかなと思うわけでございます。お大師さまは行者でもあったわけでございますから、19歳の時に求聞持法(ぐもんじほう)をして神秘体験をしていらっしゃる。そして宇宙の神秘、いろんなことが分かるようになってらっしゃった。だから、それを瞑想されたら一目で分かられたんじゃないかなと思います。
2005/10/23 池口会(京都) 霊と真摯に向きあって 満濃池と弁財天
   
 虚空蔵菩薩の真言というのは、「ナウボウ・アキャシャギャラバヤ・ オン・アリキャ・マリボリ・ソワカ」というのですけれども、これを百万遍言うのですね。毎日、毎日5時間から10時間くらい「ナウボウ・アキャシャギャラバヤ・ オン・アリキャ・マリボリ・ソワカ」、「ナウボウ・アキャシャギャラバヤ・ オン・アリキャ・マリボリ・ソワカ」とこういうふうに句っていくのですけれども、これが虚空蔵菩薩の真言でございますが、この真言はサンスクリット語を漢字に音写したものをそのまま音読みにしているわけであります。
 このサンスクリット語の意味は「虚空蔵菩薩に帰依したてまつる、花飾りを付け蓮華の冠を付けた人に幸いあれ」こういうような意味でございます。
 ほかの真言もいっぱいありますが、このような真言の言葉自体にあまり意味がありません。しかし、この真言は密教の秘法であるところの救聞持法(ぐもんじほう)に用いますと大変な記憶力がつくわけであります。私はこの仏の教えは、密教というのは実践だと思っております。

2011/2/23 恵観塾(京都) 第二講話 三教指帰 1回目
 八千枚護摩行をずっと重ねてきております私も、昭和45年に略式ですけれども、300日ほどかけてこれを達成したことがございます。通常は一日に二万遍づつ、50日間をかけてやる法でございます。
 私の息子の豪泉というのがおりますけれども、これは山のてっぺんに行って、一人で求聞持法を2回やっております。炭焚き小屋みたいな所へ泊まり込んでやったり、また洞窟でやったりしたようでございます。
 お大師さまは、おそらくもう何回も、何回もこれをされたんじゃないかなというふうに思います。
 野にあって、ひたすら虚空蔵菩薩の真言を唱え続ける訳でございますから、1200年も昔の山、深山とか、人けの無い岬の洞窟での修行が、どんなに厳しいものであったかということを考えると、想像に絶するものがございます。

■2007/11/29 第96回池口恵観勉強会 第二講話「祈りのこころ」六大 10/11回目 識
 
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