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   満濃池(まんのういけ)  香川県仲多度郡
 
   
   
   この時お大師さまは48歳でございました。お大師さまは真言密教を確立するために心血を注いでいらっしゃるときでございましたが、故郷の人たちが苦しんでいるということで、一時これを離れて讃岐の国に行くことを決められるわけです。そして築池別当という官職を朝廷から頂かれて、大規模な土木工事に取り掛かられるわけでございます。お大師さまは地形を隈なく調べられました。満濃の池というのは、周囲が三十六の谷から水を集めているわけです。雨季ともなりますと、水かさが急激に増して、コントロールが難しいところなんです。
2005年10月23日 池口会 霊と真摯に向きあって 満濃池と弁財天より
 
   
   
   こうしてお大師さまが築かれた堤防は、当時には見られなかったアーチ型で、 池に向かって緩やかな弧を描いて突き出しているのであります。お大師さまが留学をしていらっしゃった唐の時代は、西域から来る奇跡がどんどん入って来てお りましたし、なによりも密教を伝えたのが、この西域のお坊さんたちであったわけでございますから、お大師さまが最先端のこの土木工事を学ばれるということは、自然の流れであったんだというふうに思われます。
2005年10月23日 池口会 霊と真摯に向きあって 満濃池と弁財天より
 
   
   お大師さまは、この工事を始めるにあたりまして、地鎮祭をしっかりとやってらっしゃるんですね。池に突き出した大きな岩の上で、お大師さまは護摩を焚かれた。護摩焚き岩というふうに呼ばれているとろこでございます。ここで1週間、お大師さまは護摩手法を執り行われたのであります。一つには仏天の御加護を頂かなくてはいけない。二つには不幸、災難から逃れられるように。三つには願望が成就するように。
2005年10月23日 池口会 霊と真摯に向きあって 満濃池と弁財天より
 
 
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