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  エルサレム嘆きの壁 
1995年 ヴァチカンの金剛仏子
 平成12年の9月に私はイスラエルに行きました。お坊さんたち弟子たちを連れてエルサレムの嘆きの壁に向かったんです。ご存知のように、ここはユダヤ教の聖地でございます。エルサレム自体がユダヤ教とキリスト教とイスラム教の聖地であるわけでございます。ここを訪れる宗教家にとっては、訪れる方もまた迎える方も大変神経を使う土地柄でございます。特に、この地を守っておりますユダヤ教徒たちは厳しい戒律を守っておる人ばかりでございます。私と弟子たちは仏教の服装のままで壁に向かおうとしておりました。いつもそうなんですけれども、異教であっても祈りの聖地そして神仏に祈る人たちのこころに対して最大限の敬意をもって訪れるようにしているわけでございますが、弟子たちにもその姿勢は厳しく申しておりました。隅々の法衣をまとって金色の和袈裟を首にかけて、手に数珠を持った私は壁に向かって進んでおりました。私はこのように体格が大きいございますので、周囲のユダヤ教徒が何事かと思ったようなんですけれども、慌てて私たちを阻止しようといたしました。 
■2009/2/27 第109回池口恵観勉強会 第二講話「即身成仏義」 総論

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